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TOP キャンペーン・PR 観光立国日本の「あたらしい観光キャンペーン」のつくり方(2023年版)

観光立国日本の「あたらしい観光キャンペーン」のつくり方(2023年版)

観光立国日本の「あたらしい観光キャンペーン」のつくり方(2023年版)

2023年3月の「観光立国推進基本計画」の閣議決定を皮切りに、政府や官公庁が主導する観光立国化に向けた動きが本格化しています。

そのため、地方自治体や観光地においても、今後はさらなる誘客や消費の拡大を促していく流れとなることが予想されます。

しかし、誘客や消費につながる観光キャンペーンとはどのようなものなのでしょうか。

この記事では、観光立国推進基本計画をもとにした「あたらしい観光キャンペーン」のつくり方について解説します。

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藤井宗一郎
藤井宗一郎

この記事の監修者

藤井宗一郎

Web開発会社 BALANCe代表|Webサイト制作、システム開発、ゲームを使ったデジタルキャンペーン・PR をサービスとして提供|WebGL (3D表現)や、ゲーミフィケーション を用いたWebサイト・システム、UGC やSNS上での拡散を狙った PRコンテンツ の制作・開発で成果を実現します。

2023年3月31日に閣議決定された、「観光立国推進基本計画(2023)」とは

「観光立国推進基本計画(2023)」とは、日本が直面する経済社会の課題に対応し、観光を通じて国内の経済活性化を目指すための戦略です。

同計画では、2023年からの3年間にわたって、訪日外国人旅行者の消費額を5兆円、国内旅行消費額を20兆円に引き上げることを目標としています。

持続可能な観光地域づくりに注力することを掲げており、具体的には100地域の発展、訪日外国人旅行者の消費単価を20万円に引き上げること、地方部での宿泊数を平均2泊以上に増やすことなどがあげられています。

上記の目標達成に向け、国や政府も積極的に支援することを示しているため、地方自治体や観光地においてもキャンペーンなどを活用して観光需要を促進することが重要です。

弊社ではデジタルキャンペーンの企画・制作を得意としていますデジタルキャンペーンの制作事例サービス概要についてはこちらからご確認ください。

BALANCeのサービス

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観光立国推進基本計画(2023)のポイント

観光立国推進基本計画のポイントを簡単にまとめると、以下のようになります。

  • 持続可能な観光を推進するため、地域の自然や文化の保全に配慮した観光地域づくりを支援する。
  • インバウンド回復を図るため、訪日外国人旅行者の消費額拡大や地方部への誘客を促進する。
  • 国内交流拡大を図るため、日本人の地方部への旅行を促進する。

以下では、それぞれのポイントについて解説していきます。

持続可能な観光の推進するための観光地域づくり

観光立国推進基本計画にもあげられている「持続可能な観光」を推進するうえでは、どのようなマーケティングが必要となるのでしょうか。

以下では、持続可能性に焦点をあてつつ、観光推進におけるキャンペーンやコミュニケーションのありかたについて解説します。

「キャンペーン」が「観光地域」を持続可能にする

持続可能な観光とは、一時的なブームや短期的な取り組みにとどまらず、中長期的な視点で地域を発展させることを意味します。

つまり、キャンペーン施策も同様に、持続的な施策であることが重要です。

地域の自然や文化に対する深い理解や感動は、一度の訪問だけでなく、継続的な体験やコミュニケーションを通じて培われます。

そのため、観光客と継続して関わるための接点をもつことがポイントとなります。

具体的には、LINE、メール、SNSなどを効果的に活用しつつ、過去に訪問した観光客との接点を持ち続けることがキャンペーンの成功のカギとなります。

コミュニケーション接点を織り込んだ観光キャンペーン

一度、集客した観光客と接点を持ち続けるには、観光キャンペーンにうまくコミュニケーション接点を織り込み、自然な導線でチャネルをつくることが大切です。

たとえば、長崎県の新上五島町では、LINEを利用して参加できるデジタルスタンプラリー企画「スマホで大冒険!上五島デジタルスタンプラリー」を実施しました。

スタンプラリーに参加するには、五島産業汽船公式LINEアカウントと友だち登録する必要があるため、旅アトの観光客に対しても、継続的なコミュニケーションを提供することが可能となります。

訪日外国人旅行者の消費額拡大と地方部への誘客促進

訪日外国人旅行者の消費額拡大や地方部への誘客促進は、持続可能な観光の推進において欠かせません。

以下では、都市部のインバウンド需要回復の理由、地方部の観光キャンペーンのポイントについて解説します。

都市部のインバウンド需要回復の理由は地理的な優位性

日本のアニメ、漫画、ゲームといったコンテンツ産業は世界的に成長しており、円安の傾向と相まって、インバウンド観光は都市圏を中心に順調な回復を見せています。

多くの訪日外国人旅行者が都市圏に足を運ぶ理由としては、地理的な利便性がおおいに寄与しています。

成田・羽田の両空港は、諸外国との直通便も多く、東京近郊は訪日外国人にとってもアクセスしやすい立地といえるでしょう。

また、東京エリアから新幹線で行ける大阪や京都なども同様です。

私たちが身近なスーパーや飲食店を日常的に利用するのと同じく、観光客にとって訪れやすい都市部は魅力的な目的地となります。

地方部のインバウンド観光キャンペーンはターゲティングを重視すべき

一方、地方部への誘客では、ターゲティングを重視したキャンペーンが重要となります。

まず、地理的な優位性を考慮すると、もっとも近い国際空港を利用して訪日する外国人が確度の高いターゲットとなります。

どこの国からの訪日外国人が多いかをリサーチしたうえで、ターゲットに対して、地方固有の魅力をいかに効果的に訴求できるかを検討しましょう。

また、訪日外国人の場合にも持続的な関係構築を視野に入れた施策の立案が必要不可欠です。

インバウンド対策の一環として、現地でよく利用されているSNSやメッセンジャーアプリなどを活用したキャンペーンを展開できるとよいでしょう。

BALANCeでは、訪日外国人をターゲットとしたキャンペーンについて、企画立案のフェーズから相談が可能です。御社に最適なキャンペーン施策のご相談とご提案は無料です。ぜひ制作を検討している方はこちらからご相談ください

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日本人の地方部への旅行促進

日本人の地方部への旅行を促進するうえでは、いくつかのポイントがあります。

以下では、国内の観光需要を獲得するためのマーケティング施策のポイントについて解説します。

国内観光旅行の回復・拡大にはコンセプトの重要性が問われる

国内観光旅行市場の目標規模は20兆円と見込まれており、インバウンドよりも国内旅行市場の早期回復が強く期待されています。

国内旅行はターゲット層が広く、インバウンドに比べてアクセスも容易であることから、早期の需要回復が見込みやすく、交流人口や関係人口の拡大という副次的な効果も見込まれるためです。

ターゲティングについては、近県都市部(週末や連休の旅行)、近い大都市部(大型連休旅行)のように、需要によって明確にコンセプトを打ち出すことが重要です。

国内における観光事業を安定化させるうえでのポイント

続いて、国内における観光事業を安定化させるうえでのポイントについてもみていきましょう。

日本人リピーター顧客の創出

国内の観光地が成功を収めるためには、リピーターとなる日本人顧客を育成することが不可欠です。

インバウンド対策はもちろん、よりアクセスしやすい国内観光客を獲得することによって、観光の持続可能性を高められます。

そのためには、日本人観光客に対しても、継続して旅アトのコミュニケーションをとりつつ、リピート意欲を促進するようなアプローチが求められます。

見逃されがちな「在日外国人」への観光旅行創出

国内観光客にフォーカスする際、見逃されがちなターゲットとして「在日外国人」があります。

法務省の発表によると、2022年末時点の在留外国人数は307万人とされており、前年比11.4%の増加を記録し、過去最高となっています。

いまや、多言語対応やヴィーガン・ハラルフードなどのインバウンド対策は、訪日外国人だけのためのものではなく、在日外国人の獲得施策としても重要性を増しています。

BALANCeでは、Webサイトやキャンペーンサイトの多言語対応をはじめ、外国人をターゲットとするWeb開発やUI/UX設計を得意としています。

Webサイトの多言語化のメリットや制作方法はこちらの記事で解説しています。

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観光に関するデジタル施策

最後に、観光業界におけるデジタルキャンペーン施策について解説します。

【兵庫県】兵庫 発見デジタルスタンプラリー

兵庫 発見デジタルスタンプラリーとは、兵庫県内に100か所以上設定された対象スポットをまわるキャンペーンです。

専用アプリを用いて、位置情報をもとにスタンプを獲得する仕組みとなっており、専用アプリでは対象スポット一覧、スポットまでの経路などを確認することが可能です。

さらに公式LPではテーマ別のルートを4つ紹介しており、参加者におすすめの回遊ルートを示していた点も特徴的です。

スタンプ獲得後には、神戸牛をはじめ、兵庫県ならではの賞品があたる抽選に応募が可能となっています。

【静岡県】静岡市 たびTabiオクシズラリー

静岡市 たびTabiオクシズラリーとは、静岡県静岡市の「オクシズ」と呼ばれる山間地域の体験施設や宿泊施設を巡るキャンペーンです。

オクシズは、梅ヶ島温泉や南アルプスをはじめとする観光資源、静岡茶やワサビ、ウイスキーなどの特産品にも富んでおり、観光客に魅力を知ってもらうことが最大の課題となっていました。

キャンペーンではスポットに訪れるだけでなく、特定のキーワードを入力することでもスタンプを獲得でき、スタンプを3つ集めるたびに静岡市内共通宿泊券などの豪華賞品があたる抽選に参加できます。

地方への誘客だけではなく、旅ナカにおける消費の促進にもうまくつなげている事例といえるでしょう。

秋キャンペーンの事例についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。ぜひこちらもご確認ください。

観光業界のデジタルキャンペーンはBALANCeにお任せください

デジタルキャンペーンは、観光地への誘客や旅ナカの回遊を促し、観光業界を盛り上げるきっかけとしての効果が期待されています。

また、旅アトの観光客と接点を持ち続けるうえで、LINEやSNSなどのコミュニケーションチャネルの活用が求められますが、デジタルキャンペーンではこれらのタッチポイントを自然に盛り込むことが可能です。

BALANCeは、地方独自の観光資源や魅力をもとに、国内外からの観光客を誘客するためのキャンペーン企画や設計を得意としています。

キャンペーンサイトやアプリの開発はもちろん、企画段階からのご相談も対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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