デジタルスタンプラリーはどうやって導入する?企画から開催までの流れ

近年、さまざまなデジタルスタンプラリーが開催されていますが、導入を検討している事業者のなかには企画や運用の方法がわからないと悩む方も少なくありません。
デジタルスタンプラリーを実施するには、制作会社に依頼する方法と、スタンプラリーシステムを利用する方法があり、それぞれ費用やメリットが大きく異なります。
この記事では、デジタルスタンプラリーを導入する方法、企画から開催までの流れについて解説します。
弊社ではデジタルキャンペーンの企画から制作まで対応可能!
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また、関連した会社資料も無料ダウンロードできますので、ぜひご覧ください!
デジタルスタンプラリーとは
デジタルスタンプラリーとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを用いて、特定のスポットに訪れた証としてスタンプを集める企画です。
スポットに設置したQRコードを読み込んだり、GPS機能を用いて位置情報を送信したりと、さまざまな仕組みでスポットを訪れたことを証明します。
集めたデジタルスタンプの数に応じた賞品がもらえるだけでなく、スタンプがビンゴ形式になっていて列を揃えると懸賞に参加できるなどのエンタメ性も盛り込まれています。
デジタルスタンプラリーの詳細についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
デジタルスタンプラリーの導入方法
デジタルスタンプラリーの導入方法は大きく2つあります。
・Web制作会社に開発を外注する
・既存のデジタルスタンプラリー用サービスを利用する
それぞれの特徴は、以下の通りです。
項目 | Web制作会社に開発を外注 | 既存のサービスを利用 |
メリット | ・リッチなデザインで構築できる ・ブランディングに合わせた演出ができる ・ビンゴやパズルなどの実装もできる | ・手軽に実装できる ・開発コストを抑えられる |
デメリット | ・開発期間が長くなる ・開発費用が高額になりやすい | ・仕様や機能の自由度が低い |
こんな方にオススメ | ・会社のブランディングに合わせた施策を行いたい方 ・工夫を凝らして、費用対効果を高めたい方 | ・手軽に施策を行いたい方 ・開催期間まで時間がない方 |
続いて、それぞれのメリット・デメリットを詳しく確認していきましょう。
Web制作会社に開発を外注する
既存のデジタルスタンプラリー用サービスと比べて開発期間や費用はかかりますが、さまざまなメリットのある導入方法です。
独自の演出や機能を盛り込めるため、話題性のある企画をたてやすく、結果的に費用対効果が高くなる事例も多いです。
Web制作会社に外注するメリット
Web制作会社へ外注する場合、細部までカスタマイズできるため、自社のブランディングに合ったデザインや演出を実装でき、つくりこまれたデジタルスタンプラリーを開発できます。
そのため、ユーザー体験の質を高められるだけでなく、話題性のある企画にもなりやすく、費用対効果を高めやすい点が特徴です。
また、独自に開発したシステムであれば、大規模なスタンプラリーにも対応できます。
多くの方の参加が予想されるケースや広域で開催するケースなどは、制作会社に外注する方法がおすすめです。
弊社ではこれまでに様々なデジタルスタンプラリーを制作しています。サービス概要や制作事例についてはこちらからご確認ください。
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BALANCeのサービス

目を引くデザインと演出で関心を喚起するキャンペーンサイト・周年サイトや、AR、メタバース、AIといった最新技術を駆使したPRコンテンツや常設コンテンツを制作・開発いたします。
Web制作会社に外注するデメリット
Web制作会社に外注した場合、既存サービスと比べて開発期間が長くなります。
そのため、直近のイベントに向けた利用を検討している場合、イベントに間に合わない、納得できるクオリティにする期間がとれない、などのリスクがあります。
また、制作会社の開発実績やマーケティング力が乏しいと、高い費用をかけても思ったような効果が得られない場合があります。
制作会社を利用する際は、デジタルスタンプラリーの開発実績やキャンペーンの企画力などをチェックしておきましょう。
既存のデジタルスタンプラリー用サービスを利用する
費用や開発期間を抑えて、デジタルスタンプラリーを実施したい方におすすめの方法です。
Web制作会社に外注する場合と比べて自由度は低いものの、手軽にデジタルスタンプラリーを実施できます。
既存サービスを利用するメリット
既存サービスを利用する最大のメリットは、Web制作会社へ開発を依頼する場合と比べて手軽に実施できる点です。
クオリティはそこそこでも費用を抑えて開催できればよいと考えている事業者に適しています。
既存サービスを利用するデメリット
既存のサービスは手軽にデジタルスタンプラリーを開発できる一方、実装できる機能やデザインに制限があるため、企画としての完成度は低くなりがちです。
そのため、ブランディングや世界観を大切にしたい事業者には適していない方法ともいえるでしょう。
また、同じシステムを利用している他社の事例と似通った企画になってしまう点もリスクとなります。
BALANCeのサービス

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デジタルスタンプラリーの導入にかかる費用
Web制作会社に外注する場合は数十万円から数百万円、既存のシステムを利用する場合は数万円から数十万円ほどが相場です。
イベントの規模や開催期間などによっても費用は大きく変わりますが、主に以下の要素をもとに導入費用が決まります。
・参加人数
・チェックポイントの数
・開催期間
・ユーザーの取得項目
・スポットを訪れたかの確認方法
・その他カスタマイズ費用
デジタルスタンプラリーにかかる費用についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
デジタルスタンプラリーを導入する際の流れ
次に、デジタルスタンプラリーを導入する際の流れについて、以下の4ステップに分けて解説します。
- 企画の概要や要件をまとめる
- Web制作会社や使用するサービスを選定する
- スタンプのデザインや素材を制作する
- UIテストを実施する
企画の概要や要件をまとめる
はじめに、デジタルスタンプラリーを実施する目的やイベントの概要などを確認し、要件をまとめていきます。
ここでは、以下のポイントを明確にしておくとよいでしょう。
- イベントの概要(開催参加者数、開催期間、開催場所など)
- 対象とする参加者層
- 参加方法(アプリを開発する、特設サイトを作成するなど)
- デジタルスタンプラリーを導入する目的
- デジタルスタンプラリーに対する予算
- チェックポイントの数
- スタンプの獲得方法(特定の場所を訪れる + クイズに正解する、写真を撮るなど)
- 景品について(想定賞品や付与方法、付与条件など)
- プロモーション戦略
導入目的や予算感を明確にすることによって、その後の開発や運用をスムーズに進められます。
ただし、すべてを完全に固めることは難しいため、いくつか選択肢を絞って仮決めする形でも問題ありません。
とくに制作会社を利用する場合であれば、過去の事例や知見をもとに、企画内容に対して意見をもらうのもおすすめです。
NFTを活用したデジタルスタンプラリーについてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
Web制作会社や使用するサービスを選定する
ある程度まとめた要件をもとに、開発方法を検討します。
Web制作会社を利用する場合は、制作実績や開発力、費用、企画運用に関するサポート体制などをチェックすべきです。
また、マーケティングを得意とする制作会社であれば、企画面でも協力を得られるため、心強いパートナーとなるでしょう。
デジタルスタンプラリーサービスを利用する場合は、利用料や機能、拡張性を中心に選定するのがおすすめです。
デフォルトの機能やカスタマイズできる範囲などをチェックして、最低限の要件を満たせることを確認しておきましょう。
弊社では、デジタルスタンプラリーの企画から制作まで一気通貫で対応可能です。相談と見積りはもちろん無料です。ぜひこちらからご相談ください。
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スタンプのデザインや素材を制作する
次に、スタンプのデザイン、その他のクリエイティブなどの素材を制作していきます。
たとえば、観光地を回遊するデジタルスタンプラリーでは観光名所、スポーツをテーマとしているのであれば選手のイラストなど、開催の目的や背景と組み合わせると効果的です。
デジタルスタンプラリーにおいては、参加や完走時の特典はもちろん、スタンプ自体に魅力を演出できないと参加者のモチベーションをかきたてることは難しいでしょう。
UIテストを実施する
システムの大枠を開発できたら、UIテストを実施して操作感をチェックします。
UIテストでは、参加者の視点でシステムを触ってみることによって、表示や挙動の崩れ、操作や案内の問題点などがないかを確認します。
リリース前にしっかりと検証しておくことで、イベント当日に不測の事態に陥るリスクを下げられます。
デジタルスタンプラリーの導入業界・事例
いまやデジタルスタンプラリーは、さまざまな業界において導入されています。
最後に、デジタルスタンプラリーと相性のよい各業界について事例を紹介します。
目的別のデジタルスタンプラリー活用事例についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
レジャー・テーマパーク業界
デジタルスタンプラリーは、エンタメ性に長けたキャンペーンであるうえ、デジタル上で世界観を表現できるため、レジャー・テーマパーク業界の集客・回遊施策として活用されています。
ディズニーリゾートやUSJをはじめ、大手テーマパークでも導入されており、テーマパークとの親和性の高さが注目されています。
テーマパーク・遊園地のデジタルスタンプラリー事例やお祭り×デジタルスタンプラリーの成功事例についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
あわせて読みたい
ゲーム・エンタメ業界
デジタルスタンプラリーは、ゲーム要素も持ち合わせつつ、参加体験を提供できるため、ゲーム・エンタメ業界とも相性のよい施策です。
また、ゲームアプリとの連携やARカメラ機能の実装もできるため、ゲームやキャラクターなどのコンテンツのファンを効果的に集客できます。
観光・宿泊業界
デジタルスタンプラリーは、人流をコントロールしつつ、失った客足やインバウンド需要を取り戻せるため、観光・宿泊業界でも注目されています。
デジタルスタンプラリーを導入することで、マップ上で施設をPRできるほか、容易に多言語対応ができるなどのメリットも多い企画です。
自治体でのデジタルスタンプラリー活用事例やインバウンド対策にデジタルスタンプラリーが効果的な理由、観光業界のデジタルスタンプラリー活用事例についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
あわせて読みたい
特殊法人

項目 | 内容 |
業種・業界 | 自治体 |
提供サービス | デジタルスタンプラリー、PRゲームコンテンツ |
課題・目的 | 全国の施設来訪を促し、事業やサービスの魅力を深く体感してもらう |
成果・効果 | 年間400万PV、年間UU約30万人、人気投票約40万票、現地来訪約8万人を達成 |
全国30ヶ所以上の施設を運営する特殊法人からの依頼で、デジタルスタンプラリーのシステム提供からキャンペーン企画、デザイン、開発までを一貫して担当しました。
現地への誘客策として、オフィシャルキャラクターの人気投票と全国を巡るスタンプラリー、ご当地クイズミッションの3コンテンツを同時に実施。
全スポットのスタンプを集めた参加者には豪華賞品や認定証を贈呈する「完全制覇賞」を用意し、段階的なインセンティブ設計を実施しました。
その結果、約8万人が全国各地の施設に足を運び、スタンプを取得しました。デジタルとリアル両面で顧客との接点を増やすことにも成功しています。
BALANCeでは、デジタルスタンプラリーのシステム開発だけでなく、来客数がマーケティング施策のご提案まで一気通貫して対応いたします。
事例の詳細についてはこちらからご確認ください。
イオンモール中国
項目 | 内容 |
業種・業界 | 小売業(商業施設) |
提供サービス | デジタルスタンプラリー |
課題・目的 | モール内回遊率向上と購買単価・滞在時間の伸長による売上改善 |
成果・効果 | ゲーム形式のスタンプラリーで楽しみながら回遊を促進し、購買意欲と滞在時間を向上 |
当社はイオンモール中国で行われたデジタルスタンプラリーで、システム提供・デザイン・ゲームコンテンツ開発を担当しました。
来客数は多いものの売上が伸び悩んでおり、回遊率・購買単価・滞在時間を向上させる必要があったのです。
木を育てるゲーム形式のスタンプラリーで館内を巡り、「ついで買い」を促進して滞在時間を延長しました。結果として、平均購買額が向上しました。
過去に人気アニメとコラボした施策では、回遊促進効果が確認されています。今回はオリジナルキャラを用いた施策でしたが、知名度の高いIPを活用することでさらなる集客増が見込めます。
事例の詳細についてはこちらからご確認ください。
人気漫画IP公式アプリ

項目 | 内容 |
業種・業界 | 出版 |
提供サービス | デジタルスタンプラリー、PRゲームコンテンツ |
課題・目的 | プロモーション期間外でもファンとの継続的接点を確保し、リアル施策と連動した行動喚起を実現する |
成果・効果 | キャラクターと日常をつなぐ機能設計によりファンロイヤリティ・関与度が向上 |
人気漫画IPとファンの日常的な接点を生み出せるような公式アプリの企画・開発支援を担当しました。
キャラクター連動の天気予報や歩数計、コレクション、ビンゴなど毎日楽しめる機能を多数実装しています。
プロモーション期間以外でも、ファンが継続してアプリを利用できることや、リアルイベントと連動してファンの行動を促すことが重要な課題となっていました。
キャラクターと日常を結ぶ機能や、歩数計測・施設訪問・クイズを組み合わせたデジタルスタンプラリーを搭載。さらに、玩具スキャンや限定コンテンツ配布など、リアルイベントとも連携しました。
その結果、高い継続利用率を実現し、SNS上での共有や口コミが自然発生しました。
デジタルとリアルイベントを組み合わせた施策により、ファンのロイヤリティ向上とエンゲージメント強化に貢献しました。
事例の詳細についてはこちらからご確認ください。
沖縄こどもの国

項目 | 内容 |
業種・業界 | 観光・レジャー・エンターテインメント業界 |
提供サービス | デジタルスタンプラリー |
沖縄県にある動物園である沖縄こどもの国の園内でも、スマートフォンを使ったデジタルスタンプラリーが開催されました。
園内各所に設置されたQRコードをスマホでスキャンして動物スタンプを集める仕組みで、全てのスタンプを集めると、抽選で園内のショーに参加できる特典があります。
スタンプを集めながら園内を巡るため、子どもたちはさまざまな動物に自然に触れ、遊びながら学習できます。
スタンプを集めながら園内を巡るため、子どもたちはさまざまな動物に自然に触れ、遊びながら学習できます。ただスマホでマップを見ながら巡るよりも楽しみが増えるため、顧客満足度向上にも繋がります。
弊社でも、デジタルスタンプラリーの企画・制作を承っています。最新のデジタル技術を活用した集客施策として、要望に応じたシステム開発や導入支援が可能です。
デジタルスタンプラリーの制作はBALANCeにお任せください
デジタルスタンプラリーは、デジタルキャンペーンのなかでも、集客や回遊のきっかけをつくるうえで大きな効果を発揮します。
参加者に特定のスポットをめぐるように促せるため、人流をコントロールしやすく、回遊にともなう購買行動も期待できる点が特徴です。
また、紙のデジタルスタンプラリーに比べ、参加者のデータを集めやすく、リッチな演出がしやすいという強みもあります。
無料のスタンプラリーや、システム提供だけの会社もありますが、その場合は企画がうまく機能しないことが多いため、しっかりユーザーに刺さる企画を制作することが必要です。その企画の段階からご支援できることが弊社の強みです。
小規模から本格的なデジタルスタンプラリーまで、予算に応じて柔軟に対応できますので、まずはお気軽にこちらからお問い合わせください。