予約サイトの作り方を解説!制作するメリットや費用相場なども解説
予約サイトは、オンラインで顧客からの予約を受けられるサイトです。電話でやり取りする時間や手作業で予約情報を記録する手間を省略できるなど、業務効率化に役立つため、予約サイトを制作する企業が増えています。
予約サイトの作り方は主に4つあります。そのため、実際に予約サイトを作りたいと考えても、予約サイトをどの方法で作ればよいか、制作にかかる費用はどの程度かわからないというサイト制作担当者の方もいるのではないでしょうか。
この記事では、予約サイトの作り方4選や制作にかかる費用相場、注意点などを解説します。ぜひサイト制作にお役立てください。
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この記事でわかること
予約サイトの作り方4選
予約サイトの作り方は主に以下の4つとなり、制作の方法によってメリット・デメリットが異なります。
- 予約システムを導入する
- 制作会社に依頼する
- 自社で開発する
- WordPressなどCMSのプラグインを活用する
ここでは、予約サイトの作り方について解説します。予約サイトを作る際の予算や内容に応じて、自社にとって最適な作り方を選びましょう。
予約システムを利用する
予約システムは、Web上における予約情報を管理できるシステムです。クラウド上の予約システムを利用するため、予約サイトをゼロから制作する必要はありません。企業のホームページやSNS上に手軽に設置できる点がメリットです。
豊富な決済手段や顧客の情報管理など、様々な機能を備えています。そのため、予約管理だけではなく、ほかの業務の効率化を見込めるという点も魅力です。種類が豊富なため、自社に合う予約システムを見つけやすいでしょう。
ただし、既存のソフトウェアを利用するため、カスタマイズ性が低いといったデメリットがあります。さらに、システム障害やサービス終了時は、予約システムが利用できなくなるリスクがあります。
サイト制作会社に依頼する
自社の業務に合う予約サイトを制作したい場合や、予約サイトの制作を依頼する予算がある場合は、制作会社への依頼がおすすめです。専門的な知識を持っている制作会社へ依頼することで、機能やデザインなど、こだわりたい部分に対応した予約サイトに仕上がります。
自社で制作するよりも高品質な予約サイトを制作できる点がメリットです。外部の担当者とのやり取りが発生するものの、自社でゼロから開発する手間に比べて制作担当者の負担を軽減できます。
ただし、外注費用がかかるといったデメリットがあります。制作会社に依頼する際は、ある程度の予算を用意しなければなりません。さらに、予約サイトが完成するまで短くても1か月以上はかかります。スケジュール調整が必要なため、制作依頼する際は注意しましょう。
弊社ではデザイン性と機能性を兼ね備えた予約サイトの制作を得意としています。予約機能のあるWebサイトの制作事例やサービス概要についてはこちらからご確認ください。
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自社で制作する
予約サイトは自社での制作も可能です。自社で予約サイトを制作した場合、予約システムを導入する費用や、制作会社で制作する費用などは不要です。
スキルとサーバー、ソフトウェアなど、制作できる環境が整っていれば、費用を抑えながら自社独自のオリジナリティあふれる予約サイトを制作できます。プラグインや既存のシステムにあるような制限を受けることなく、自由に予約サイトを作れる点がメリットです。
ただし、予約サイトを自社で制作する場合は手間や時間がかかります。さらに、バグの修正など運用後のサポートを自社で行う必要がある点がデメリットです。高いプログラミングスキルがない場合は、バグの修正などに余計な手間や費用がかかってしまうでしょう。
WordPressなどCMSのプラグインを活用して制作する
CMSは、Web制作の専門知識がない場合でも簡単にホームページを作成・更新・運営ができるシステムです。よく利用されているCMSとして、WordPressやMobableTypeなどがあり、無料で利用できます。
様々なテンプレートを選べるほか、CMSのプラグインで予約機能を追加すれば、費用や手間を抑えながら予約サイトを制作できる点がメリットです。ただし、CMSを利用してWebサイトを制作した経験がない場合は、プラグインの使い方などに苦戦する可能性があります。
さらに、サイト制作後の運用を自社で行う必要があるため、ある程度のIT知識を持った人材がいなければ、運用することが難しいといったデメリットがあります。また、希望する機能を実現できない場合もあります。そのため、事前にCMSの仕様や機能を確認することが大切です。
CMSを構築する費用についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
予約サイトに必要な機能
予約サイトに導入する機能は、顧客の利便性や安全性に関わります。さらに、予約サイトの制作費用にも影響します。そのため、予約サイトを制作する前に必要な機能を確認しておくことが大切です。ここでは、予約サイトに最低限必要な機能を解説します。
決済機能
予約するときにWeb上で決済まで完了できる機能です。サービスの提供後に手動で決済する手間を省略したり、顧客の無断キャンセルを防いだりできます。
月額課金サービスを提供している場合や回数券を発行している場合は、決済機能を備えておくと入金確認の業務効率化に役立ちます。また、決済方法は顧客のニーズに合わせて用意することがおすすめです。
例えば、クレジットカードを持っていない顧客が多い場合は、QRコード決済やコンビニ決済を追加するとよいでしょう。顧客にとって利用しやすい決済方法を揃えれば、予約サイトの利便性を向上できます。
予約の管理機能
24時間いつでも顧客のタイミングで予約や予約の日時を変更できる機能です。リアルタイムで予約状況が反映されるため、予約の管理業務にかかる負担を軽減できます。自動的に予約を管理するため、人的ミスによるトラブル防止にも役立ちます。
さらに、リマインドメール機能やキャンセル待ち機能など、運営状況に合わせた機能の追加も可能です。
また、以下のように、予約の管理機能には様々な種類があります。
- 運営者が事前に設定したスケジュールの中から予約時間を選ぶタイプ
- 顧客が自由に予約時間を選べるタイプ
- 顧客が自由に担当スタッフと予約時間を指定できるタイプ
管理や顧客が利用しやすい予約タイプから選びましょう。
顧客の管理機能
予約サイトを通して顧客が登録した情報を管理する機能です。顧客が登録した情報は、有益なマーケティング情報として活用できます。
顧客が登録した情報から性別や年齢、職業などの属性を分析することで、自社のサービスを利用するターゲット層を絞り込み、的確にアプローチできます。
また、サービスの利用頻度や支払い総額、集客エリアなどを分析すれば、より詳細な顧客データを収集できます。予約サイトを制作する場合は、マーケティング活用も視野に入れて企画すると利用価値が高まるでしょう。
セキュリティ機能
予約サイトは顧客の個人情報を扱います。そのため、高度なセキュリティ機能は欠かせません。万が一情報漏洩が発生すれば、顧客に大きな損害をもたらします。さらに、企業のブランドイメージに大きなダメージを与えます。
そのため、サーバーをレンタルする際などは、事前にセキュリティ対策について確認しておきましょう。予約サイトでは以下のようなセキュリティ対策が必要です。
- データ通信の暗号化(SSL)への対応
- 情報漏洩の対策
- 個人情報保護
- 不正アクセスの防止
また、プライバシーマークの取得や国際規格の1つであるISMSを取得しているかについても、セキュリティレベルを判断するポイントとなります。
予約サイトを制作するメリット
予約サイトは、予約管理を効率的に行えるサイトです。予約サイトを制作することにより、予約を受ける企業側も予約を行う顧客側も様々なメリットを得られます。
予約サイトの活用には、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、予約サイトを制作するメリットについて解説します。
顧客の取りこぼしがなくなる
予約サイトでの予約は24時間、365日対応可能です。顧客は自分が予約をしたいと思ったタイミングでいつでも予約できます。そのため、顧客の取りこぼしがなくなる点が予約サイトのメリットです。
予約の受付が電話やメールでのみの場合、営業時間内などスタッフの対応できる時間が限られます。営業時間内に予約できないことで、タイミングによっては顧客を逃す場合があります。
しかし、予約サイトがあれば日中忙しくて予約ができない顧客も、自身のタイミングで予約可能です。予約のしやすさは、売上と顧客満足度の向上につながります。
予約業務を効率化できる
予約サイトにて予約を管理することで予約の業務効率を向上できます。特に、以下のような業務を効率化することで人的ミスを防止できます。
- 予約状況の確認
- 予約の重複を防げる
予約サイトを制作することによる業務の効率化について、1つずつ解説します。
リアルタイムで予約状況を確認できる
予約サイトでは、予約状況をリアルタイムで確認できます。予約サイトや電話、メールで受けた予約の一括管理が可能です。予約状況を一目で把握できるため、予約の管理業務の中でも手間と時間がかかるスケジュール調整業務を効率的に行えます。
急なスケジュール変更や飛び込み顧客にもスムーズな対応が可能です。また、予約状況に合わせて適切にスタッフを配置できることで、サービスの品質向上を図れます。
予約の重複を防げる
予約サイトで顧客の予約を適切に管理することで、予約の重複を防止できます。予約サイトを通して1度予約が入れば、予約の管理ページで「予約済」と表示されるためです。
電話やメールのみで予約を受けている場合、予約や予約の日時変更はスタッフが手動で行います。そのため、予約の記載漏れや予約日時の変更の伝達ミスなど、人的な予約トラブルが発生します。
しかし、予約サイトでは顧客が自ら予約日時の変更やキャンセル作業が可能です。スタッフが予約を入れ直すといった作業を省略できるため、人的ミスによる予約トラブルを防止できます。
事前決済できる
予約サイトに事前決済できる機能を備えれば、サービス利用後の決済業務を効率化できます。現金での決済による金銭のやり取りが省略されるため、レジが混雑する場面が少なくなります。
事前決済されている場合は、サービス利用後にレジで顧客を待たせる必要がありません。事前決済機能は、顧客にとっても利便性が高いため、リピート率の向上を期待できます。
また、事前決済機能は、連絡なしの当日キャンセル防止にも有効です。当日にキャンセルされると損害が大きい宿泊業や飲食業は、予約サイトに事前決済機能を備えておきましょう。
当日キャンセルされた場合も、事前に決済されているためキャンセル料の取りこぼしがありません。
また、見積りシミュレーターを用意すれば、顧客にとって使いやすい予約サイトになります。見積りシミュレーターの詳細やメリットについてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
弊社では、成果につながる予約サイトの制作を得意としています。ご相談やご提案は無料なので、ぜひ制作を検討している方はこちらからご相談ください。
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予約サイトを制作するデメリット
予約サイトを制作すると様々なメリットを得られます。しかし、予約サイトの制作にはデメリットといえる点もあります。予約サイトを制作する際は、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが大切です。
ここでは、予約サイトを制作する際のデメリットについて確認しましょう。
費用がかかる
予約サイトの制作・運営を行うには、ある程度の予算を確保しなければならない点がデメリットです。予約システムを導入する場合は、初期費用や数千円から数万円の月額料金がかかります。
利用料金を抑えようとすれば、便利な機能に利用制限がかかります。例えば、予約できる人数に上限がある、データの出力が行えないなどが挙げられます。さらに、予約システムは最低利用期間を設定している場合があります。支払い続けられる価格かどうかについて、検討が必要です。
また、製作会社へ依頼した場合、数十万円から数百万円ほど費用がかかります。自社やCMSでのプラグインを利用した場合も費用はかかるため、予算の工面や確認をしっかり行う必要があります。
定期的にメンテナンスを行う必要がある
顧客の個人情報を取り扱っている予約サイトは、定期的なメンテナンスが必要です。予約サイトの脆弱性を放置すれば、個人情報の流出やデータの消滅につながります。また、予約サイトのシステムダウンを未然に防ぐといった役割も持っています。
万が一のトラブルを防止するため、予約サイトのアップデートやデータのバックアップは定期的に行うことが大切です。定期的なメンテナンスは、製作会社へ依頼している場合や予約システムを導入している場合、提供している企業にて対応してもらえるでしょう。
自社に専門的な知識を持った人材がいない場合、定期的なメンテナンスは外注することになります。
予約サイトの制作事例
予約サイトの制作を依頼する際、事例を確認しておくと自社にてどのような予約サイトを制作すればよいかイメージしやすいでしょう。こちらで紹介する「ARUMA GARDEN DOGS」の予約サイトは、弊社が制作いたしました。
予約カレンダーに「〇」や「×」を記載しています。顧客が一目で予約可能な日にちを把握しやすくしました。顧客は予約フォームにて宿泊する人数や氏名など必要事項を入力して、送信ボタンをクリックすれば予約可能な構造です。
メール送信機能を備えているため、顧客へ予約完了メールが送信される仕組みとなっています。
予約サイトの制作にかかる費用相場
予約サイトの制作にかかる費用相場は、予約サイトの規模や搭載する機能によって異なります。予約時に入力する項目や決済機能など、一般的な規模・機能を搭載する場合、150万円~200万円ほどかかります。
予約を受けるだけなど、シンプルな機能に絞った場合は、数十万円~数百万円で制作可能です。また大規模で複雑な予約機能を備えたサイトを作る場合は、1,000万円以上の費用がかかります。
そのため、制作会社へ依頼するときは、正確な見積もりを出してもらうことが大切です。おおざっぱな見積りでは、こだわりたい部分や必要な機能の料金が含まれていない場合があるため注意が必要です。
また、制作会社によって料金設定やサービス内容が異なるため、複数の会社に見積もり依頼をして比較・検討するとよいでしょう。
予約サイトを制作する際の注意点
予約サイトは予約を管理するときに便利なサイトです。しかし、予約サイトを制作する際、いくつか注意しなければならない点があります。ここでは、予約サイトを制作する際の注意点について解説します。
電話やメールを併用する
予約サイトは、顧客の予約情報を一括管理できる便利なサイトです。ただし、すべての顧客にとって利便性が高いとはいえません。予約の受付を予約サイトを通してのみに限定した場合、インターネットを利用した予約システムに慣れていない顧客を取りこぼす恐れがあります。
そのため、インターネットを通した予約サイトだけでなく、電話やメールでの予約を併用するとよいでしょう。ただし、予約サイトと電話・メールで予約を受ける場合は、予約管理を適切に行う必要があります。
予約管理を適切に行わなければ、便利な予約サイトを利用していても予約の重複が発生してしまいます。電話やメールで予約を受けた場合は、その場で入力するなど、運用ルールをきちんと定めることが大切です。
予約サイトを上手に活用できるルールを作り、徹底した運用を心がけましょう。
操作性
予約サイトは顧客にとって使いやすいかどうかが大切です。そのため、予約サイトはできる限りシンプルな構造で制作しましょう。
予約は顧客にとって少し手間がかかる作業です。自社に興味を持ってくれた顧客を、予約サイトの使いにくさで取りこぼさないために、顧客が使いやすい導線を確保することは重要です。
顧客が予約する際、カレンダーや時間割など視覚的にわかりやすいデザインで作られていれば、簡単に操作できます。
また、予約サイトの制作後は、顧客からの声を元に必要な機能を追加することが大切です。予約サイトの使いやすさは、顧客のリピート率につながりやすいため、しっかり意識しましょう。
さらに、予約サイトの操作性は、スタッフの業務効率に影響します。直感的に操作できるシンプルな仕組みであれば、PCの操作に苦手意識があるスタッフも予約管理を効率的に行えます。
集客効果を期待しない
予約サイトには、顧客へメールを自動で配信する機能や顧客の情報を分析できる機能など、集客を支援する機能が備わっています。しかし、予約サイトに直接的な集客効果は望めません。予約サイトは、あくまでも予約情報を管理するサイトであることを理解しておく必要があります。
集客効果を希望する場合は、集客に特化した機能やシステムの導入を検討しましょう。予約サイトの利用者を増やすためにも、集客施策やマーケティング施策に取り組むことは大切です。
また、集客するためのマーケティング施策についてはオウンドメディアの構築がおすすめです。構築方法や構築費用についてはこちらの記事で解説しています。
予約サイトの制作はBALANCeにご相談ください
予約サイトは主に4つの作り方があります。自社の予算や目的に合わせて作り方を選ぶことが大切です。予約サイトに必要な機能を明確にして、顧客にとって使いやすい予約サイトを制作しましょう。
弊社では、開発から保守運用・集客支援など幅広く対応可能です。自社のサービスや顧客に合う予約サイトを作りたいと考えている方は、ぜひご相談ください。
お見積もりには費用がかかりませんので、お気軽にこちらからお問い合わせください。