公開日:2023.01.09 / 更新日:2023.09.07
ECサイトへの3Dモデル導入は売上アップに効果的?制作の方法や費用まで紹介
ECサイトへ3Dモデルを導入すると、ユーザーによりリアルな商品イメージを伝えられるため、売上アップに効果的です。
また、先端技術やトレンドにいちはやく適応している企業として、ブランディング効果も見込めます。
この記事では、ECサイトに3Dコンテンツを導入すべき理由から、導入方法・導入後の効果まで紹介します。
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この記事でわかること
ECサイトに3Dコンテンツを導入すべき理由
ECサイトに3Dコンテンツを導入すべき理由は、具体的な商品イメージを提供して、ユーザーの不安を払拭できるためです。
ECサイトでは、テキストや画像ベースで商品の仕様を紹介しますが、実店舗での買い物に比べると、なかなかイメージがしにくいと悩んでいるユーザーは少なくありません。
商品画像は一面を切り取ったものでしかないため、想定どおりの商品が届くとは限らず、購入に踏み切れないケースもあるでしょう。
一方、3Dモデルであればユーザーが商品モデルを自由に回転させて、あらゆる部分をチェックできます。
ECサイトを3D化する方法
ECサイトを3D化するには、主に2つの方法がります。
- 商品画像をARとして表示する
- ショールーム全体を3D化する
以下では、それぞれの特徴について解説します。
商品画像をARとして表示する
まず、商品のみをAR化する方法です。
商品の画像や設計図をもとに3Dモデルを生成して、スマートフォンなどの画面上でARとして表示します。
ARカメラ機能を用いて、商品を自室に置いたり、試着したりすることも可能です。
実際に購入した際のイメージをつかんでもらいやすくなるでしょう。
ショールーム全体を3D化する
次に、ショールーム全体を3D化する方法です。
専用のカメラで実店舗を撮影して、3Dモデル化したうえでWeb上に公開します。
実店舗のようなショールームを公開することによって、よりリアルな購入体験を提供することが可能です。
また、実店舗と同様に商品との偶然の出合いがあるため、目当ての商品以外も購入してもらえる可能性が高まります。
3Dモデルの制作費用の相場
ECサイトを3D化するには、3Dモデルを制作する必要があります。
以下では、3Dモデルの制作費用について、人型とその他の場合に分けて紹介します。
人型の3Dモデルの費用相場
人型の3Dモデルの費用相場は5万〜100万円ほどです。
人型の3Dモデルは、その他の3Dモデルと比較して費用が高くなる傾向にあります。
また、制作費用は、制作工数・クオリティ・アフターサービスによって大きく変動します。
なお、アニメーションや骨格(動きを付ける関節などの設定)を追加する場合は、追加費用が発生する点にも注意してください。
その他の3Dモデルの費用相場
人型以外の3Dモデルの費用相場は1万〜50万円ほどです。
人型の3Dモデル同様、制作工数やクオリティに応じて費用には幅があります。
また、人型以外の3Dモデルはオーダーメイドで制作せず、既存のモデルを購入することも可能です。
購入の場合、高くても10万円ほどとなるため、オーダーメイドと比べてリーズナブルといえるでしょう。
ECサイトに3Dモデルを導入できるサービス
ECサイトの3D化がトレンドとなっている現在、手軽に3Dモデルを導入できるサービスも登場しています。
オーダーメイドで制作する場合に比べてコストを抑えられるほか、導入にあたってそれほど手間をかけずに済む点がメリットです。
そのため、とにかく手軽さを重視している方には最適なサービスといえるでしょう。
一方、3Dモデルを導入できるサービスはパッケージ化されているため、ブランディングを重視する企業にとっては物足りなく感じるケースもあります。
もし本格的な3Dモデルを希望する場合は、リッチなデザインや表現を得意とする制作会社に開発を依頼するのがおすすめです。
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RITTAI

引用:https://service.x-garden.co.jp/rittai
RITTAIは、管理画面に3Dモデルをアップロードすることで、埋め込み用URLを発行できるサービスです。
発行されたURLをECサイトなどに埋め込むと、AR技術を用いて3Dモデルを表示することが可能となります。
また、3Dモデルをもっていない方向けに、3Dモデルの制作サポートも行っています。
Figni

引用:https://www.rgc.tokyo/shopdetail/000000000703/sansui/page1/recommend/
Figniは、3Dモデル化したい商品の画像や設計図を送ることで、3Dコンテンツの埋め込みタグを生成できるサービスです。
生成された埋め込みタグを自社のECサイトなどに埋め込むと、サイト上で3Dモデルを表示できます。
また、ユーザーがスマートフォン環境で閲覧している場合、ARカメラを活用して目の前に実物大の商品を表示することも可能です。
Shopify AR

引用:https://www.axismag.jp/posts/2018/09/101801.html
Shopfy ARとは、ECプラットフォーム「Shopify」が提供している機能です。
Shopifyで構築したECサイト上で、3Dモデルの表示やAR技術を用いた表示が可能となります。
また、AppleのARKit 2によるAR Quick Lookを使用すると、Safari上でAR機能を利用できます。
AR機能の利用にあたって専用アプリなどが必要なく、ユーザーのハードルが低い点が特徴的です。
Matterport

引用:https://matterport.com/ja/media/3621
Matterportは、360度撮影できる専用カメラで店舗を撮影すると、3Dモデル化してWeb上で公開できるサービスです。
作成した3Dモデルは立体模型(ドールハウス)にでき、あらゆる角度から閲覧できます。
さらに、MatterportはGoogleのパートナー企業に認定されており、Googleストリートビューと接続できます。
ストリートビューで建物をのぞくと、シームレスにドールハウスビューに接続して施設内を確認できるため、ユーザーは空間の位置関係や距離感までリアルに体験できます。
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ECサイトにおける3Dモデルの活用事例
最後に、ECサイトにおける3Dモデルの活用事例について紹介します。
【ECモール】Amazon

引用:https://www.amazon.co.jp/showroom/switch
世界的大手のECモールであるAmazonでは、AR技術を用いた商品ビューを導入しています。
AmazonアプリからARビューを選択すると、商品を自宅に置いたときのシミュレーションができます。
また、3Dモデル空間の床や壁紙の色を変更して、簡易的にコーディネートが楽しめる機能も提供しています。
【インテリア】ニトリ

引用:https://www.nitori-net.jp/ec/feature/virtualshowroom/
大手インテリアチェーンのニトリでは、目黒店全体をバーチャル化しており、自宅にいながらニトリの商品を確認できます。
商品の付近にあるボタンをクリックすると、商品詳細が確認できるECページに遷移します。
ECサイトへの導線を散りばめることによって、実際のショッピングと同じような感覚でシームレスに購入できる仕組みを実現している事例です。
【インテリア】IKEA

引用:https://kitchenplanner.ikea.com/jp/UI/Pages/VPUI.htm
北欧家具で人気のIKEAも3Dモデルを用いたサービスを提供しています。
IKEAのWebサイト上で部屋のサイズを設定すると、IKEAで販売されている家具を試し置きできる機能です。
部屋のサイズ・形を入力することで、実際に家具を置いたときのレイアウトや圧迫感を確認できます。
部屋のトータルコーディネートを俯瞰で確認できるため、より鮮明にイメージできる点が特徴的です。
【インテリア】LOWYA

引用:https://www.low-ya.com/features/ar
インテリアメーカーのLOWYAは、実店舗をもたずにECサイトのみで販売事業を展開しており、利便性を重視したECサイトづくりに注力しています。
3Dの観点では、スマートフォンのARカメラを利用して、自宅に商品を置いたARイメージを表示できる機能を提供しています。
また、各商品のURLを共有するだけで3Dモデルを表示できるため、家族や友人どうしで商品情報をシェアする際にも便利です。
【雑貨】無印良品

引用:https://www.muji.com/jp/feature/size-simulator/
雑貨やインテリアを扱う無印良品は、一風変わったARサービスを提供しています。
幅・高さ・奥行を設定すると、設置可能な収納家具を表示できるものです。
また、右上の丸をドラッグすると、直観的な操作でサイズを設定できるのも特徴です。

引用:https://www.muji.net/store/pc/user/homewares/sus/sim-sus.html
また、無印良品はシェルフの組み合わせが多数あるため、ユニットシェルフの組み合わせを確認できるシミュレーターも提供しています。
こちらは3Dモデルではないものの、ユーザーにリアルな商品イメージを伝える工夫の一つといえるでしょう。
【バッグ】RIMOWA UNIQUE

引用:https://www.rimowa.com/jp/ja/unique/customize?PID=97352004#/
海外のバックブランドであるRIMOWA UNIQUEは、自由に回転させられる3Dモデルを提供しています。
ユーザーはマウスカーソルで3Dモデルを回転させて、細部や裏面まで気になる箇所を確認できます。
また、ハンドルやホイールをカスタマイズすると3Dモデルにも反映されるため、それぞれのカスタマイズが視覚的にもわかりやすくなっています。
3Dを活用したECサイトの制作はBALANCeにお任せください
ECサイトの商品イメージとして3Dを導入すると、ユーザーの不安を払しょくできるだけでなく、より質の高いユーザー体験を実現できます。
近年では手軽に3Dモデルを導入できるサービスもリリースされており、資本力のある大企業でなくてもECサイトを3D化できる時代になっています。
一方、3Dモデルに対応するECサイトが増えるなか、競合他社に差別化を図るには開発力のある制作会社をパートナーに選ぶべきです。
ECサイトへの3Dモデル導入を検討している方は、ぜひ一度弊社へお問合せください。
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