メタバースECとは?新ビジネスの市場規模、ECの構築方法や事例を徹底解説
メタバース上で出店し商品の売買などを可能にするメタバースECをご存じでしょうか。
この記事では、従来型のECと比べて高い成果を期待できるメタバースECについて、どのような効果があるのか、どんな事例があるのかを分かりやすく解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
弊社では、webサービス、アプリの開発、特に、ARやメタバース、3D表現などを使ったリッチなコンテンツ、ゲームコンテンツが対応可能!
大手エンタメ会社やアパレルハイブランドでの制作実績も多数。
未公開実績も多数!
BALANCeの【システム開発】サービス説明資料には、『3D』『メタバース』の実績が多数掲載されています。
また、関連した会社資料も無料ダウンロードできますので、ぜひご覧ください!
この記事でわかること
メタバースECとは
3DCGを活用したECには「メタバースEC」と「バーチャルショップ」の2種類があります。両者は使用されている技術こそ近いですが、違いがあります。
「メタバースEC」と「バーチャルショップ」の違い
メタバースECとは
メタバースECとは、3DCGで構築した店舗をメタバース空間上に構築した店舗です。最大の特徴は、アバターを操作して訪れたユーザー同士でもコミュニケーションが取れる点です。
バーチャルショップとは
バーチャルショップとは3DCGで構築した店舗をインターネット上に公開し、実店舗と同じようなショッピング体験をオンラインで提供できるようにしたコンテンツです。
バーチャルショップ上には、スタッフのアバターを設置し来店された方とコミュニケーションを取るなど、実際の店舗に来店された際と同様の体験を提供できます。
バーチャルショップの操作はゲームとよく似ているので、若い世代に有効な施策です。
メタバースの市場規模
メタバース市場は拡大とともに注目度が高まっています。また、メタバースとECは急成長をとげている分野です。
メタバースの世界市場規模は2022年で618億ドル、2027年までは平均成長率47.2%で4,269億ドルまで成長する見込みです。市場規模の急増理由は、VRやブロックチェーン、5GといったWeb3.0技術の発展が挙げられます。
また、2022年ペイパル海外通販レポートによるとオンライン販売は、2020年から2021年で7,000億ドル増加したと報告されています。市場規模の急増理由は、コロナ禍による在宅時間の増加などです。
そのためメタバースとECを組み合わせたメタバースECの市場規模も拡大していくでしょう。
弊社ではメタバースを活用したコンテンツ制作と、成果につながるキャンペーン企画・制作を得意としています。メタバースの制作実績やサービス概要についてはこちらからご確認ください。
BALANCeのサービス
目を引くデザインと演出で関心を喚起するキャンペーンサイト・周年サイトや、AR、メタバース、AIといった最新技術を駆使したPRコンテンツや常設コンテンツを制作・開発いたします。
メタバースECのメリット
メタバースECの市場規模を確認したところで、ここからはメタバースECを開設するメリットを3つご紹介します。
- 1.新規顧客を獲得できる
- 2.コンバージョン率を高めることができる
- 3.バーチャル空間でリッチな表現ができる
1.新規顧客を獲得できる
知名度があり多くの顧客を抱えるブランドなどがメタバースECに出店すると、それだけで話題を呼び、自然と新規顧客の獲得や売り上げの向上が見込めます。
例えばビームス(BEAMS)は2020年12月から3度、株式会社HIKKYが主催する世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」にメタバースECを出店しています。40名を超える店舗スタッフがアバターを用いた接客をしました。結果メタバースEC上の売上が想定を超えただけでなく、実店舗への送客も成功したようです。
2.コンバージョン率を高めやすい
一般的にECサイトのコンバージョン率はサイト訪問者数に対して1〜3%ほどと言われてます。
しかし、明太子で有名な「ふくや」など4社がコラボレーションしメタバースECを実施した結果、来場者の3人に1人は商品を購入し、コンバージョン率は30%まで跳ね上がりました。
コロナ禍でECの需要が増していたことを加味しても、既存のECと比べて高い成果があったことが分かります。コンバージョン率上昇の要因は「商品の細部が分かる」「実店舗のような体験を提供できる」といったメタバースECならではの特徴です。
このように従来のECでネックだった商品の細部が分からないなどといった問題が解消され、コンバージョン率の向上が見込めます。
3.バーチャル空間でリッチな表現ができる
既存のECサイトは二次元ですので、表現方法が画像やテキスト、動画のみとなります。しかし、メタバースECは3DCGを用いて店舗を構築するため、多彩なエフェクトや実店舗では難しい装飾が可能です。
また、同じことを実店舗で実現しようとした場合と比べて、店舗開発の費用は安価に抑えられることが多いです。
弊社では、大手企業の施策でのメタバース制作・活用実績があります。御社に最適なメタバース施策のご相談とご提案は無料です。ぜひ制作を検討している方はこちらからご相談ください。
弊社では業務効率化やマーケティングを考慮したシステム開発も対応可能!お見積もりやご提案はもちろん無料です。ぜひこちらからお気軽にお問い合わせください。
メタバースECを構築する方法
メタバースECのメリットを確認したところで、ここからはメタバースECに参入するための構築方法を解説します。方法は主に2つあります。
- 1.メタバースECモールにテナント出店する
- 2.メタバースECのサイト・アプリを独自開発する
1.メタバースECモールにテナント出店する
1つめの方法は、既存のメタバースECモールへのテナント出店です。Amazonや楽天に出店するように、既存のメタバース空間上に出店することで、高い集客率・通話機能などを1から作成する必要がなくなります。
しかし、サービスによっては出店条件や月額契約など、さまざまな縛りがあります。
2.メタバースECのサイト・アプリを独自開発する
2つめの方法は、メタバースECのサイト・アプリの独自開発です。独自開発することで、表現したい世界観やイベントを自由に設計できます。
弊社では、webサービス、アプリの開発、特に、ARやメタバース、3D表現などを使ったリッチなコンテンツ、ゲームコンテンツが対応可能!
大手エンタメ会社やアパレルハイブランドでの制作実績も多数。
未公開実績も多数!
BALANCeの【システム開発】サービス説明資料には、『3D』『メタバース』の実績が多数掲載されています。
また、関連した会社資料も無料ダウンロードできますので、ぜひご覧ください!
メタバースECモールの事例
メタバースECへの参入方法を確認したところで、ここからはメタバースECモールの事例を8つご紹介します。
メタバ
メタパは凸版印刷が運営しているメタバースショッピングモールです。実店舗での体験とバーチャルの手軽さを融合させたメタバースECをスマホアプリで体験できます。
気になる商品が見つかったら3Dグラフィックで作成された商品を360度確認でき、アバターで試着して試着イメージを確認し、購入する際はECサイトに遷移させます。出店方法は明かされておらず、出店費用が300万円〜とだけ記載されています。
ANA GranWhale
ANA GranWhaleはANAの子会社ANA NEO株式会社が運営するメタバースです。世界中の旅先や文化をメタバース上で構築し、安全かつ快適な旅行の提供を目的としています。
ANA GranWhaleは「Skyパーク(旅のテーマパーク)」「Skyモール(ショッピングモール)」「Skyビレッジ(未来をイメージした街)」の3エリアで構成されています。
XENO MALL
XENO MALLは株式会社KWDが運営するメタバースECモールです。専用のスマホアプリをダウンロードすることで、XENO MALLに参加できます。
人々のコミュニケーションや商品の購入、オンラインイベントの開催などができるサービスです。簡単操作でアバターを操作しショッピングモール上を探索できます。気に入った商品があったらKWDが運営しているECサイト「Shopify」に遷移して購入も可能です。
出店費用に関する詳細情報は記載されていませんが、出店まで最低でも2ヶ月ほどかかると記載されています。
テレ東X(クロス)ショップ
テレ東X(クロス)ショップは、テレビ東京が運営するバーチャルサービス「池袋ミラーワールド」の中にある出品型のECモールです。
商品提供者が個別の店舗を構築する必要がなく商品登録のみで商品を提供できます。
そらのうえショッピングモール
そらのうえショッピングモールはエヴァンゲリオンストアやウルトラマンワールドM78など、キャラクターショップが終結したメタバースECモールです。
2022年中に100店舗以上が展開される予定で、ショッピングモールを歩き回ることで目当て以外のお店に出会えることを特徴としています。
ROBLOX
ROBLOXはゲームプラットフォームメタバースです。レゴブロックのようなアバターを使って作られたさまざまなゲームをプレイできるだけでなく、自分で作成したゲームの公開も可能です。ゲームを開発することでゲーム内通貨を稼げます。さらに、稼いだゲーム内通貨は一定条件を満たすとドルに換金できるのが特徴です。
The Mall
The Mallはブラウザからアクセスすることを想定したメタバースです。2022年8月時点では公開されていません。公式動画を確認すると任天堂やNikeといった有名ブランドのロゴが見えます(実際に出店されるかは不明です)。
Tha Mallはバーチャルストアを出店するための土地の一部をNFTとして販売する予定だそうです。土地の広さに応じて値段が決まり、土地を購入することでTha Mallに出店できるようになります。
metamall
metamallは現実世界のショッピングモールをそのまま再現したようなメタバースです。共同創業者のSerge Gianchandani氏は”現実のショッピングモールとECの中間”と話しています。Tha Mall同様、メタバース上の土地を購入すると出店できます。
メタバースECの事例
メタバースECモールの事例を確認したところで、ここからはメタバースECの事例をご紹介します。メタバースECではメタバースECモールと異なり、独自の空間を作成し売買や体験の提供が可能です。ここでは事例を4つご紹介します。
【エンタメ】バーチャルマーケット
バーチャルマーケットとは、メタバース上でアバターを用いて3DCGで作成された商品を売買・展示・鑑賞できるイベントです。世界中で100万人以上が来場します。また、VRマーケットイベント史上最大数のブースを集めたとしてギネス世界記録にものっています。
入場方法もヘッドマウントディスプレイとブラウザの2種類が用意されており、多くの方が楽しめる設計です。
【エンタメ】渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト
渋谷5Gエンターテイメントプロジェクトとは、KDDIなどを中心に進められているもう一つの渋谷をメタバース上に作成するプロジェクトです。
PCやスマートフォンから「cluster」というアプリをダウンロードすることで、メタバースに参加できます。2022年8月現在公開されているエリアは、スクランブル交差点エリアとMODI前エリア、原宿エリア、大阪エリアの4つです。バーチャル渋谷上を自由に歩き回る、ライブ会場でイベントを楽しむといったことができます。
メタバース上の店舗からは、ECサイトへの導線があります。過去には原宿エリアの公開に合わせてラフォーレ原宿やatmosが出店し、コーディネートの紹介や限定商品の提供が行われました。
【百貨店】REV WORLDS
REV WORLDSとは、三越伊勢丹ホールディングスが提供しているスマートフォン向けアプリです。24時間いつでもスマートフォンから仮想の新宿駅東口と伊勢丹新宿店にアクセスできます。
メタバース上では他の利用者と会話ができるだけでなく、伊勢丹新宿店では実際の商品を購入できます。実際に伊勢丹新宿店に出向く際の下見やメタバース入門に最適です。
【アパレル】ビームス
前述の通り、ビームスは2020年12月から3度、バーチャルマーケットでメタバースECを出店しています。メタバースEC上では、限定の商品やオリジナルアバターを販売しました。またサプライズとして、ももいろクローバーZのメンバーがバーチャル接客を行いました。
実際の店舗では難しいアイドルの接客や世界観の再現など、メタバースECのメリットを最大限活かした事例です。
メタバースECの制作はBALANCeにお任せください
メタバースECを活用すると、従来のECでは考えられない成果を生み出す可能性がありますが、新規性の高さから参入企業が徐々に増えています。
競合他社が開始してからでは話題性に欠けるため、ご検討されている方は早めに行動しましょう。
まずはお問い合わせから、弊社にお気軽にご相談ください。
弊社では、webサービス、アプリの開発、特に、ARやメタバース、3D表現などを使ったリッチなコンテンツ、ゲームコンテンツが対応可能!
大手エンタメ会社やアパレルハイブランドでの制作実績も多数。
未公開実績も多数!
BALANCeの【システム開発】サービス説明資料には、『3D』『メタバース』の実績が多数掲載されています。
また、関連した会社資料も無料ダウンロードできますので、ぜひご覧ください!