診断コンテンツとは?メリットや事例、制作方法も解説
診断コンテンツとは、ユーザーがあらかじめ用意された複数の質問に回答することで、その回答に応じた診断結果を表示するコンテンツです。性格診断や心理テスト、〇〇度診断などの診断に用いられます。
実は、このような診断コンテンツはマーケティングの分野でも活用されています。商品のサービスサイトやキャンペーンサイト、採用サイトなどにも組み込まれ、各種KPI数値向上に貢献しています。
診断コンテンツを活用したいけれど、「どのようなメリットがあるかがわからない」「作り方がわからない」といった方もいるのではないでしょうか?
この記事では、診断の詳細や活用するメリット、事例や制作方法について解説していきます。
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この記事でわかること
診断コンテンツとは
まず、診断コンテンツとはどのようなものなのでしょうか?診断コンテンツとは、ユーザーの回答に応じた診断結果を表示できるコンテンツです。
診断コンテンツはユーザー参加型のコンテンツとなるため、ユーザーが主体的にコンテンツを楽しめます。自社のサービスに関連する診断を制作し、楽しんでもらうことで、商品の販売につなげられます。
診断コンテンツを制作することで、よりサービスの理解度を上げられるので、よりユーザーに商品の魅力を伝えられるのです。
診断コンテンツのメリット
診断コンテンツを制作することには様々なメリットがあります。単純に商品や会社を紹介するよりも診断コンテンツを活用して紹介した方がメリットが大きい場合が多いため、メリットを理解しておくとよいでしょう。
ここでは、診断コンテンツを制作するメリットについて解説します。
Webサイトへの流入が向上する
診断コンテンツを活用することで、Webサイトやアプリへのアクセスを向上させられることが大きなメリットです。
診断コンテンツにはそれ自体にエンタメ性が高いことが多いため、ユーザーにとって使用するハードルが低いです。サービスに興味が無くても診断コンテンツだけを楽しめるため、サービスを知らないような幅広いユーザーにアプローチすることが可能となります。
また、ユーザーは診断結果が分かった際には、それを友人やフォロワーに向けて共有したくなります。様々なユーザーにSNSで拡散されるため、Webサイトへの流入が大きく向上します。
商品のコンバージョン率が向上する
診断コンテンツを活用することで、商品のコンバージョン率を向上させられます。そのユーザーに最適な商品を提案できるような診断コンテンツを通して、ユーザーは自身に合った商品を選択できるからです。
ユーザーとしては、ただ商品を選ぶのではなく、「自身の選択が反映されている」という納得感があるため、商品を購入に対して安心感が高まります。その結果、商品購入のコンバージョン率が高まるのです。
このように、診断コンテンツの活用によって商品のコンバージョン率が高まることも大きなメリットです。
また、診断コンテンツは商品サイトだけでなく、採用サイトの適職診断などでも活用できます。幅広い領域で活用できるため、参考になるような様々な事例を確認してみるとよいでしょう。
ユーザーデータを収集できる
診断コンテンツを活用することで、ユーザーの興味関心に関するデータを収集できることも大きなメリットです。
診断コンテンツを制作するためのシステムの中には、ユーザーの回答内容をデータとして収集できるシステムもあります。そのようなシステムを活用すると、質問ごとにユーザーの選択の割合や傾向を読み取れます。
ユーザーがどのような観点で商品を選んでいるのか、どのようなニーズをもっているのかについて確認できます。
そのようなユーザーデータはマーケティングや商品開発に活かすことで、より施策や商品開発の精度を上げられます。
ユーザーデータを収集できることも診断コンテンツを活用することの大きなメリットになるでしょう。
弊社では大手企業での診断コンテンツ制作実績があります。診断コンテンツの制作事例やサービス概要についてはこちらからご確認ください。
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サービス開発の詳細や流れ、費用相場についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
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診断コンテンツの形式
これまでは、診断コンテンツの詳細や活用のメリットについて解説してきました。それでは、診断コンテンツを実際に制作する際には、どのような点を抑えるべきなのでしょうか?
実は、診断コンテンツを制作する際には、診断コンテンツの形式とロジックを決める必要があります。
ここではまず、診断コンテンツの形式について解説します。形式とは、質問の選択方法と画面遷移の形式のことを指します。
一問一答形式
「一問一答形式」とは、1画面に1つの質問が表示される形式です。質問がひとつ完了するごとに次の画面に遷移します。
答えるべき質問が明確でわかりやすいので、ユーザーが回答しやすい形式となります。そのため、ユーザーの離脱率を減らせるというメリットがあります。
ただし、回答の修正を行いたい際には画面を戻さなければならないのでユーザーに負担がかかります。
また、質問数が多い場合にはその分遷移が多くなるため、回答完了までに時間がかかってしまいます。
一問一答形式は、質問数が少ない場合におすすめの形式です。
チェックシート形式
「チェックシート形式」とは、1画面の中に複数の質問を表示させる形式です。この形式では、1画面で多くの質問を表示できるため、画面の遷移数を減らせます。
この形式を使用すると、ユーザーにストレスを与えずに多くの質問に回答してもらえます。そのため、質問を細かく設定できたり、多くの質問を用意できたりするため、診断結果の詳細化やユーザーデータの細かな収集ができます。
チェックシート形式は、質問数が多い場合におすすめの形式です。
ステップ形式
「ステップ形式」とは、質問に答える度に下に次の質問が表示される形式です。回答時には次の質問が目に入らないため、回答に集中できます。複数の質問に1画面の中で回答できるため、簡単に回答の修正もできます。
また、次の質問がすぐに表示されるため、飽きられにくくなります。回答によって次の質問を変化させるような場合にもステップ形式が有効となります。
ステップ形式は、質問数が多く、ユーザーにスムーズに回答させたい場合におすすめの形式です。
診断コンテンツのロジック
診断コンテンツを制作する際には、診断結果を導き出すためのロジックが必要になります。ユーザーの回答を基に診断結果を作成するためのロジックには、複数の種類があります。
難しそうに見える診断コンテンツの作成も、パターンに当てはめると比較的簡単に制作できます。
ここからは、診断コンテンツのロジックについて解説していきます。
フローチャート(分岐)式
まず最初に紹介するロジックはフローチャート(分岐)式です。フローチャート式は、ユーザーの回答によって質問が分岐し、最終回答が終わった段階で診断結果が導き出される診断コンテンツです。
フローチャート式は、質問が増えるごとに分岐が増えるので、診断結果を細かく分けられることがメリットとして挙げられます。
また、ユーザーに対して必要な質問のみが表示されるため、ユーザーにとって不必要な質問をしなくて済みます。その結果、ユーザーの離脱率を減らせることもメリットです。
ポイント式
ポイント式は、質問に答える度に回答に応じたポイントが付与され、最終的な合計ポイントによって診断結果を導き出すロジックです。シンプルなロジックとなっているので、比較的簡単に制作できることがメリットです。
1つの軸でポイントを付与すると、単純に点数で表されるようなシンプルな診断結果が作成できます。また、1つの軸だけでなく、複数の軸でのポイントを加算することで、レーダーチャートのような形で複数軸での診断結果を作成できます。
16タイプ式
16タイプ式は、複数の軸ごとに2つの傾向を測定し、その組み合わせで結果が診断されるロジックです。対となる二つの軸の掛け合わせで診断結果が表されます。その軸の結果を掛け合わせて診断します。
例えば、16タイプ式の代表とされるMBTI診断では、以下の4つの対比で自身の性格が診断されます。MBTI診断では、93問の質問に回答することで、それぞれの軸での自身の傾向が診断されます。
診断されるカテゴリー | 診断結果の軸 | |
1 | E(外向型) | I(内向型) |
2 | S(感覚型) | N(直観型) |
3 | T(思考型) | F(感情型) |
4 | J(判断型) | P(知覚型) |
ゲーム式
ゲーム式は、ミニゲームなどで獲得した点数に寄って診断結果を判断するロジックです。
ゲーム感覚で楽しみながら回答できることが大きなメリットです。また、ゲームをプレイできるため、診断結果がシェアされやすくなっています。その結果、拡散されやすいこともメリットのひとつでしょう。
ブランドのキャラクターやIPを活用した診断コンテンツであれば、より拡散されやすくなります。
商品のプロモーションにはゲームの活用が有効です。ゲームを活用したプロモーション事例についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
抽選式
抽選式は、おみくじのように完全にランダムで診断結果を出すロジックとなっています。診断結果には信ぴょう性が無いため注意が必要です。
抽選式の診断コンテンツは、主にクーポンの配布や抽選キャンペーンなどに活用されます。以下のような抽選結果をすぐに表示できます。
抽選の種類 | 結果 |
クーポン配布の場合 | 「10%OFF」「30%OFF」「50%OFF」など |
景品の種類がひとつの場合 | 「あたり」「はずれ」 |
景品の種類が複数の場合 | 「A賞」「B賞」「C賞」「はずれ」 |
抽選式は設計がシンプルで、制作も簡単な診断コンテンツです。
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診断コンテンツの事例
ここまで、診断コンテンツの詳細やメリット、制作する際のロジックなどについて解説してきました。それでは、診断コンテンツはどのような会社で活用されているのでしょうか?
ここからは、診断コンテンツの活用事例について解説します。
株式会社NTTドコモ / 診断キャンペーンサイト
株式会社NTTドコモの診断キャンペーンサイトを弊社で制作しました。
このサイトは、ユーザーの声を複数選択することで、最適なスマホ選びができるサイトとなっています。
「あたらしい、あなたらしい スマホ選択へ。」のコンセプトのもと、新しいスマホ選び体験を診断コンテンツを活用して提供しました。
画面内にはユーザーの声がふわふわと浮いているデザインとなっており、その中から自身が共感する口コミをいくつか選択すると、自身にぴったりなスマホが提案されます。
このようなリッチな診断コンテンツは、化粧品業界やメーカー、企業の採用サイトでの職種診断など、様々な用途で活用できます。
制作の背景や詳細についてはこちらでより詳しくご紹介しています。
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キャリタス就活|キャリタスクエスト
新卒就職支援サイト「キャリタス就活」では、「キャリタスクエスト」という診断コンテンツが活用されました。昔ながらのゲームをモチーフにしたデザインで、親しみやすいコンテンツとなっています。
同じ画面内で質問が次々に表示されるステップ形式で、20個の質問に回答すると、就活での自己分析に役立つ性格診断が表示されます。
性格分析を全て見るにはキャリタス就活に会員登録をする必要があります。ゲームのような診断コンテンツを提供し、会員登録数の向上につなげている事例です
ライフネット生命|ぴったり保険診断
生命保険会社のライフネット生命では、「ぴったり保険診断」という診断コンテンツを提供しています。複数のプランがあり、プランの選択が難しい保険というサービスに診断コンテンツを取り入れることで、ユーザーのプラン選択にかかるストレスを減らせます。
ユーザーは最初に自身の生年月日と性別を入力します。その後、死亡した場合や入院した場合の意向を選択します。診断はチェックシート形式です。
ユーザーは、診断結果としてプランの種類と毎月の保険料の見積もりを確認できます。そして、その見積もりを元に保険の申し込みができます。
スムーズにその人に最適な保険と内容を提示することで、保険の申し込みを獲得している事例となります。
ベネッセ|勉強タイプ診断
教育サービスを提供する株式会社ベネッセコーポレーションは、「親子でHAPPY♪勉強タイプ診断」という診断コンテンツを提供しています。
この診断コンテンツは子どもの性格を診断することで、どのように学習のサポートをすればよいかを確認できます。宿題をするときの傾向や、どのように接すれば宿題を進められるかなどもわかります。
診断は一問一答形式です。回答の際には現在何問目なのかがわかるようになっているため、いつ終わるかわからないストレスを減らしています。その結果、離脱率の減少につながるのです。
また、診断結果にはそのタイプの小学生にぴったりの商品を確認できるようになっています。子どもの勉強に関して不安を感じているユーザーに対して適切なタイミングで商品を紹介できる設計で制作されています。
インディーゲーム診断
「インディーゲーム」診断はユーザーの性格タイプを診断し、その性格に合ったインディーゲームを提案してくれるという診断コンテンツです。
一問一答形式となっており、全16問の質問に回答すると診断結果が表示されます。診断結果はその性格の長所と短所、おすすめのインディーゲームを表示する簡単なものです。
この診断コンテンツでは自社ではなく他社が制作したゲームもおすすめされる診断コンテンツとなっています。他社のゲームも紹介することで、「インディーゲーム」業界全体を盛り上げようとしている診断コンテンツです。
診断コンテンツの制作方法
ここまでは、診断コンテンツの詳細や事例について解説してきました。診断コンテンツはマーケティングに活用でき、様々な会社が診断コンテンツを販促に取り入れています。
それでは、実際に診断コンテンツを制作する際はどのような流れで制作するのでしょうか?ここからは、診断コンテンツの制作方法について解説していきます。
弊社では診断コンテンツの制作実績があり、予算に合わせた制作が可能です。相談や見積りは無料なので、ぜひお気軽にこちらからお問い合わせください。
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診断コンテンツの企画を行う
まず最初に診断コンテンツの企画を行います。実際に診断コンテンツを制作する前に決めるべきことがいくつかあります。企画策定の段階で決めるべき点は、以下の3つとなります。
- 目的
- ターゲット
- KPI
目的
まずは診断コンテンツを制作する目的を決めます。制作する目的によってどのような診断コンテンツを制作するのかが変わります。サービスの拡散や商品の購入、ユーザーの満足度向上など、制作の目的には様々なものがあります。
実際に制作を進める前に、どのような目的なのかを確認しておきましょう。
ターゲット
サービスを届けたいターゲットを事前に決めておくことも重要です。診断コンテンツを届けたいユーザーが明確になっていると、診断コンテンツの内容やデザインなどの制作がスムーズに進みます。
また、そのユーザーが抱えている課題を明確にしておくと、診断内容を決める際に参考にできます。
KGI/KPI
診断コンテンツの活用を通して達成したい目標を数値として設定しておきましょう。KGIとKPIを事前に設定しておくことで、診断コンテンツを制作したことによる結果の効果測定ができます。
また、公開後の数値進捗も確認できるようになるため、必要に応じて追加施策の検討も可能となります。
診断内容と診断結果を設定する
診断コンテンツの企画が完了した後に、診断コンテンツの内容と診断結果を設定します。診断コンテンツを制作する際には、設定した目的やターゲットユーザーの情報を基に制作することで、効果的な診断コンテンツを制作できます。
また、自社のサービスと親和性のある内容にすることで、サービスの販売にもつながります。
診断形式とロジックを設定する
診断内容が決まったら診断結果を導き出すためのロジックを設計します。先ほど解説した形式とロジックを組み合わせて制作するとスムーズに進むでしょう。
診断コンテンツの設計には、専門知識や統計を用いることで、結果の信頼性が高まります。その際には、必要に応じて専門家に監修を依頼するとよいでしょう。
診断コンテンツのデザインを作成する
診断コンテンツの設計が完了したら、Webサイトやアプリで診断コンテンツを公開するためのデザインを制作します。診断コンテンツの制作、公開にはデザインとプログラミングの知識が必要となります。
診断コンテンツの制作ツールを活用することや、診断コンテンツを制作できる制作会社に依頼することがおすすめです。
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診断コンテンツを実装する
診断コンテンツのデザインが完成したら実際にWebサイトやアプリに実装します。制作するデザインによっては、最新の技術を活用しなければ制作できない場合もあります。
特に、デザイン性の高いリッチな診断コンテンツを制作する場合は特に技術力が必要です。制作を行う際には、事前に制作会社の制作事例を確認しておくとよいでしょう。
反対に、簡単なデザインの診断コンテンツの制作であれば、診断コンテンツ制作ツールでも制作できます。
診断コンテンツを公開する
診断コンテンツの制作が完了したら、診断コンテンツを公開します。診断コンテンツを制作した後には、WebサイトやSNS、プレスリリースなどで告知を行いましょう。
また、診断コンテンツを公開した後には各種KPIの数値確認を行いましょう。数値を確認しながら、目標の達成のための追加施策を行うことも効果的です。
診断コンテンツの制作はBALANCeにご相談ください
この記事では、診断コンテンツの詳細やメリット、事例、制作の流れを解説しました。
診断コンテンツの活用は、マーケティング施策として効果的な施策です。商品を販売する際の各種数値改善、販売促進を行いたい方はぜひ活用してみてはいかがでしょうか?弊社では、診断コンテンツの企画から制作までまとめて対応可能です。診断コンテンツの活用を検討している方はぜひこちらからお気軽にご相談ください。